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H23.3.11

その日は朝まで仕事。
朝仕事から帰ろうとすると、ぱりが午後から母と買い物行っていいかとメールしてきた。
ぱりは1日中仕事なはず。
家に帰れば父母が詳しく知ってるだろうと帰宅するも、2人とも何だかよくわからないと言う。
何か予定あったっけ?とメールすると、理由が無くちゃ休んでダメなの?と質問返し。
更にはめんどくさいなと半ギレされる。
こっちは理由が知りたいだけなのに。
よくよく聞くと、いつも土日は子供達の世話で自由な時間がないから、仕事休んで気仙沼に買い物に行きたいと。
しかも朝起きてからふと思いいついたそうな。
意味分からないが、そうならそうと早く言えばいいのに。
それを止めさせる理由なんてないし、きっとストレス溜まってんだろうなと、快諾した。
午後になってぱりが帰ってきた。
依然ツンツンしている。
気分が悪いのでancyはパチンコに出かけた。

そしてパチンコ店内で悪夢の大地震発生。
地震だけでこれは津波が来ると確信する。
一週間前に津波注意報がでた時は、津波が早く到来していたので、家に戻って父を避難させる時間はないと判断し、何とか車で逃げてくれと思いながら消防署へ向かった。
停電で信号は止まり町は大混乱。
カーラジオから大津波警報で予想津波10m、岩手県は既に到達と放送してる。
ますますヤバい。
消防署は浸水区域に指定されているので、消防車両を高台に逃がさないとこれからの活動が全く出来なくなる。
このような大規模災害が予想される場合は、基本、火事・救急には出動しない。
津波に呑まれたら元も子もない。
ひたすら逃げろと言うしかないのだ。

消防署に着いて着替えていると、救急車の出動要請が入る。
地震で電柱が倒れて電線に走行中のバイクがマラソンのゴールテープのように引っかかってしまい骨折してしまった。
結局ancyはこの救急に出動し高台経由で大船渡病病院に向かった。
これならケガ人と救急車どちらも助かるかもしれない。
津波が来ないかビビりながら、処置も程々に救急車にケガ人を乗せて高台に走り去る。
走行中、高台からでも明らかに大津波だと分かる波が見え、大船渡病院に着くと火事の黒煙と津波で水浸しの大船渡市街が見えた。
夢を見てるみたいというのはこの事で、目に映ること全てが信じられなかった。

この時に家族みんな死んだと考えるようにした。
その方が生きていた時には喜べるし、ダメでもやっぱりなと思えるからだ。
陸前高田に戻ってきたが、消防署員の集結場所からは海の様子は伺い知れない。
ただ消防署に取り残された署員から第2波到来、とか第3波到来と無線が入ってきていた。
署員は庁舎屋上の鉄塔によじ登り、いつ流されるんだろうと思っていたそうだ。
何もできず呆然と立ち尽くして聞いていたが、無線が気仙小学校の体育館が火災だと報じた。
そこは、保育所に行ってるここたんとやまちょこの避難所!
元々高台にはない学校だし、大津波と火災に挟まれ逃げ場なんてない。
助けになど行けるわけもなく、私は子供達を完全にあきらめた。
父は家にいただろうし、母とぱりは家に帰ってきた後なのか気仙沼にいたのか全く分からない。
ぱりが勤める市役所は4階建。
市役所にいたらまだ安心できてたものを、何で買い物なんぞに行ったのかと朝のやりとりを悔やんでいた。

…後で分かった事だが、市役所職員は一旦屋外に避難。
その後、市民会館と市役所に別れ避難。
市民会館は完全に水没し生存者は数人。
市役所は屋上まで浸かり生存率フィフティフィフティ。
決して安全な場所ではなかった。
ぱりに聞けば、自分だったら近い市民会館に避難したかも知れないそうだ。


次回は家族の大津波当日の行動について九死に一生スペシャルです。
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非公開コメント

何か始まったw

なにサラッと凄いこと書き始めてるのさ!w
九死に一生スペシャル 気になるじゃない!!

だけど、あまり無理せず休める時は休んでね!><

言葉がない

あまりにすごくて、言葉が出ない
こんな経験をしたancyさん、苦しいことも多いけれど、
きっと人より優しく、強くなったと思う

今も大変な日々と思うけど、がんばってね。
ファイト!!!
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